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《天国に一番近い場所 ~三~》

男はいつもの様に、テラスで優雅な一時を満喫していた。
足元ではリンスが、男の革靴を延々と舐め続け、傍らではマユがお茶を煎れている。
テラスにアキが入って来た。
「御主人様。そろそろ食料の方が乏しくなってきました」
男は特に気にした様子でもなく、聞き流している感があったのだが
「昨日兵士に振舞った料理の評判はどうだった?」
しっかり聞いていたようだ。
「大変評判でした」
アキは嬉しそうに応えた。
「自分達が食っていた材料が、何かも知らずに・・・」
含み笑いを洩らしつつ、男は一人、ごちる。
昨夜の宴は、処分の決まっていた残りの樽、二人の少女を使った料理であった。
「そろそろ補給しておくか・・・」
男は立ち上がり通信室へ歩みを向ける。顎の疲れていたリンスはホッと溜息をついていた。

男は衛星電話をハンズフリーにして、スミスにダイヤルした。
「やあ、昨日の交渉は大成功に終わった様だね」
「はん。こっちの苦労も知らずに軽く言ってくれるなぁ」
「いや。事情は粗方僕の耳にも入っているよ。現に先程大使から、昨夜のお詫びも兼ねて、お礼の品が届いているんだ」
「何だ?」
「聞いて驚け。上物の女5匹とユーロで2億だ。」
「はん。奴隷一人撃ち殺しただけで大層な事だな」
男は一笑した。
「今日中にその5匹と、僕が用意した3匹を、そっちに送る事にするよ。他に必要な物は無いかい?」男はアキに続きを促す。
「あ、あの。スミス様。アキです」
少し頬を赤らめマイクに向かうアキ。
「やあ。アキちゃん、おはよう。注文の品は何?」
時々どもりながら、注文の品を事細かに伝えるアキ。どうやらアキはスミスに気があるようだ。
「くれぐれもこの前の様なミスはするなよ」
男の釘にスミスは
「ああ。今度の8匹はちゃんとチェックしておいたよ。全部貧しい村の山出しだよ」
「それならいい。それから・・・」
「人口監視衛星の方もハッキングされたら、自動解体プログラムが作動するように細工しておいた。もう僕にミスは無いよ」
男の言わんとした回答を、スミスは先に返した。
「ならいい…」
「この人工子宮はランさんの注文だよね?クローン人間でも創るの?」
「ああ。本物のルリンは、面影すら無い状態にしていたからな…取り敢えず、替え玉で納得させて、引取って貰った」
「なるほどねぇ。世襲制の国なんて、弱みを見せるだけなのに、あの国王も馬鹿だよね」スミスはスピーカー越しに嘲った。
「それに、他にも使い道がありそうなんでな。まあ、今の所はランの玩具だ」
「じゃあ、夕方位に到着するように手配しておくよ。じゃあね。アキちゃんもごきげんよう」
通信が切れる。スミスの最後の言葉でアキは、かぁー、と赤面していた。
「アキ。スミスに抱かれたいか?」
男は少し意地悪い、不敵な笑みを見せたが、アキは耳まで真っ赤にして、
「・・・はい」
いろいろと思慮を巡らせたのだろう。意を決してそう答えた。
「アキはここに来て3年。良く尽くしてくれた奴隷だ。俺からの感謝の印にスミスに頼んでやろう」
男の言葉を聞いて、アキの表情が一遍に明るくなった。
「あ!ありがとう御座います!」
アキは感謝を身体全体で表現するかの様に、目一杯頭を下げる。
「では、仕事に戻りますので、私はこれで失礼します」
言って通信室を出てゆくアキ。
男は衛星電話をリダイヤルし、再びスミスに連絡をとった。

昼食をとった男は、ミナとケイ、ヨウコを連れて、地下3号室に居た。
ルリンの拷問をするためだ。
男はヨウコに、拷問風景の撮影を命じた。先ず、ミナには抜糸を命じ。
次に、ケイにルリンの乳房に刺さった針を抜くように指示した。昨日自分の挿していった針を1本1本抜いていくが、刺していた針に脂肪が付いて抜け難く、中々難しい作業に成っていた。
ミナは肛門を抜糸して、直腸で固まったシリコンを引き抜く。シリコンは、『ずるるっ』と抜け、その動きに合わせ、ルリンの腹は、蛇がのたうつ様に蠢いていた。
「お。これは思った以上に面白いな。ミナ。出し入れを繰り返せ」
男の命令でミナはシリコンでピストン運動を開始した。押しては引いて、引いては押す。その度ルリンの腹は、主の意に反し、蠢き続けた。当のルリンは金魚のように口をぱくぱくさせ、苦しみを表していた。
「こんなモノだろう。ミナ。シリコンを出してみろ」
命令を受け、ミナはシリコンを一気に引っ張るが、抜け切らなかった。もう一度根元を掴みなおし、引っ張ると今度こそシリコンは抜けきった。半透明なシリコンは、ルリの大腸の型を細かに象り、その太さはケイの腕ほどもあった。それを見た男は
「デカいなぁ。これがお姫様の大腸だなんて、誰か信じる奴が居るかな?」
ルリンに対しての侮辱であったが、鼓膜が破けているので、幸い本人には聞こえていない。男はヨウコのカメラに、抜き出したシリコン製の腸型を映させる。
一方ケイは針を全て抜き終わり、次なる命令を黙して待っていた。
「ケイ。眼孔の脱脂綿を新しいモノに代えてやれ」
「かしこまりました」
予め用意してあった容器を取り出し、これまたレモン汁の染み込んだ綿を詰め直すと、ルリはビクビクと小さな体を震わせる。余程レモンが染みるのだろう。
詰め替えが済むと、大きな瞼をぎこちない手つきで、糸で縫い付ける。その間、男はミナに陰唇を広げさせ、剃刀でクリトリスの包皮を割礼した。
「お姫様もこのままの格好では、恥ずかしいだろうから、アクセサリーを付けてやろうな」
続いてクリトリスに穴をあけ、一際大きなリングピアスを装着した。上半身(?)に回り両の乳房を横手から串刺しに突き通すと、長いロッドピアスを装着する。ご丁寧にピアスの両端は宝石で装飾されている。同じ処置を乳首にも施した。
「よし、これでお姫様として、何処に出しても恥ずかしくないだろう」
お姫様以前に、人間として人前に出せないのは、男も重々分かっていた。
「明日からは、ちゃんとした食事をさせてやるからな。楽しみにしてな」
聞こえていないのも知っていたが、敢えてそう言って、点滴の針を大腿部の静脈に打つ。
「お疲れ、ルリンちゃん。また明日も来るから楽しみにしてなよ」
聞こえていないのに、そう言い置いて部屋を出てゆく。ヨウコも撮影を打ち切り、男の後に続いた。

男がテラスに行くと、ビーチの水平線は紅く染まり、黒い船影がかたどっていた。
「もうこんな時間か・・・」
テラスの時計は17時を回っていた。
男はそこからビーチに出て、迫る大型クルーザーに目を細め見入っていた。

島の波止場にクルーザーは停泊し、金髪碧眼の男が降りてきた。白いスーツが波風にはためき、男の前へと歩み寄ってくる。如何にも紳士といった表現が似合う、上品な男だ。
「よお、スミス。久々に顔を見たが、相変わらず年をとらんな」
スミスは、波風でズレた銀縁眼鏡を、中指で押し戻し、
「10年ぶりでしょうか?貴方もあの頃と同じ姿をしていますよ」
と、二人の男は、再開を喜びあった。
「ここで、こうして貴方と会う事になるとは、正直思いませんでしたよ」
「アキの、経っての望みだからな・・・」
男とスミスの二人は、テラスへと歩き始めていた。
「アキちゃんは、僕の性癖を知っているんですか?」
「いや、驚かそうと思って言っていない」
懐から煙草を取り出し、咥えるスミス。箱を振ってフィルターを出し、男にも勧めると、同様に摘まみ口に咥えた。
テラスではマユが丁度、二人分の紅茶を煎れていた処だった。それを見たスミスは
「あ、ゴメンネ。僕はブラックしか駄目なんだ」
マユに、やさしくそう注文した。
「かしこまりました。銘柄の御好みはおありでしょうか?」
「インスタントでなければ、何でも構わないよ」
男の煙草に火を点けながら言い、自分の煙草にも火を点す。
「では、御持ちします」
マユはテラスから出て行く。
「お前、紅茶も飲めるだろう?」
「人払いだよ」灰皿に灰を落とす。
「今のがアキの後継者だ」
「カワイイ娘ですね。気立ても良い。名は?」
「マユ。お前が選別した内の一匹だぞ」
眉を持ち上げ、からかうような男。
「死地へ送る者を、一々覚えてはいませんよ。何せ此処は彼女らにとって・・・」
「『天国に一番近い場所』だからな」
スミスの語尾を男は奪う。
「・・・そういう事だね」煙草を灰皿で揉み消す。
「出発前に、耳寄りなニュースが入ったよ」スミスは少し勿体ぶった。
「君があの国の大使に引き渡した替え玉が暗殺された」
「昨日の今日でか。首謀者は?」
「某国のテロリスト。と、いうのは表向きで、ホントの首謀者はピースランド極右翼派、その中でも、第2王位継承者が真の首謀者だよ」
「ふ。今朝お前が言っていた通りになったな。これはチャンスだ」
男の不敵な笑みが洩れる。
「だね。これであの中年大使は、君のクローン姫に頼らないと、いけなくなった訳だね」
眼鏡を拭きながら、スミスも不敵に笑う。
「でも、あの大使には気を付けた方がいいよ。今回の献上品、もしかしたら…」
不意に言葉を濁す。
「ここの内部調査も兼ねている。とでも言いたいのか?」
「ああ、どうもよく調教されているんだけど、素直過ぎるからね。ちょっと気がかりなんだよ」
「その時はどうにでも出来る。奴隷が増えすぎるのも困り者だからな」
男は悪戯っぽく答える。
「ところで、僕はどこまでアキちゃんを愛していいんですかね?」
スミスの顔に影が差す。
「好きな様にすると良い。それが愛し合う二人の為だと、俺は思ったが?」
「ふふ。僕とした事が…愚問だったね」
すると、テラスの扉がノックされると、コーヒーを手にマユが入って来た。
「お待たせしました」
スミスの前にカップを置く。
「ありがとう。マユちゃん」
スミスはマユにニッコリと笑顔で返すと、マユは頬を赤らめる。
「節操なし…」
男の短い嫌味だ。
「僕がホントにそうなら。ここに一匹も奴隷が送れていない事になりますよ」
熱いコーヒーを啜りながら答える。スミスの言うことも最もだ。
「モテ過ぎるのも困りモノか・・・しかし、お前の愛した女は子を成せない。皮肉なもんだなぁ」
「・・・ですねぇ・・・」
いつの間にか長閑な雰囲気に変貌していた。
「御食事の用意も整っていますので、宜しければダイニングへどうぞ」
マユが気を使って用意してくれたらしい。
「そうするか・・・」
男はスミスとダイニング共に向かった。

薄暗い一室。
アキとスミスがベッドの上で、重なり合って語らいで居る。
「僕なんかで、本当に良いのかい?」
凛と響く透き通る声。
「スミス様が良いのです」
恥ずかしそうなアキの声。
「一応君の御主人様にも断りを入れておいた。僕の『好きにしてもいい』って…」
「は、はい。スミス様の好きにして下さい」
スミスはニヤリと不敵に笑い。
「じゃあ、悪いが僕の好きに遣らせて貰うよ」
スミスのYシャツの袖から鋭利な刃物が飛び出し、アキの左脇の下を縦に切り裂いた。
「・・・!?」
訳の分からない灼熱感を感じアキは戸惑う。
スミスはその傷口に手を突っ込み、胸を内側から揉み始めた。
「アキちゃん。御免ね。僕は死姦でないと勃起しない性癖なんだよ」
優しく囁きかけ、胸を揉む手に潰れる位強く力を加える。
「あっ!くぅ・・・」
痛みに呻き声が出る。
「ふ。軽蔑したかい?」
アキは力一杯首をふり、スミスの言を否定する。
「愛した人の手で…死ねるのであれば、私は本望です」
スミスはアキに優しく唇を重ねた。
「それでこそ、僕の愛する女性だ」
スミスは血と脂に塗れた右手を引き出した。再び袖口から新たな刃物を出して、胸の谷間から股間までを、一直線に滑らせて切り裂いた。スミスは裂いた腹をに手で掻き分け血と内臓が溢れ出てくる。
「僕が思ってた通り、綺麗な胎腸だ」
スミスの賛事にアキは恥ずかしそうだ。見ればアキのスリットは湿りを帯びている。
スミスはアキの姿に興奮したのか、己の立派な一物を取り出した。
「挿入るから自分で開いてごらん」
アキは自ら招き入れるように、ラビアを分け開くと、胎から「ピュッ」と血が噴出す。
スミスの剛直はやはりアキには大きすぎた。
「少し手荒にするけど、力を抜いて…」
アキは言われるままフッと、力を抜いた瞬間。スミスは一気にアキの股間を貫いた。そそり勃つ剛直は子宮まで達し、割った腹から飛び出していた。どう見てもこのままピストン運動は無理であったが、アキは自分の手で子宮の上からシゴキ始めた。
その行為にスミスは感激し、アキを抱き上げ騎乗位の体位に変え、アキの内臓を引っ張り出し始めた。アキは苦しみながらも、懸命に己の子宮を擦りあげる。
「アキ。イクよ」
「あ、あ、ああ。きてー!一杯注ぎ込んで下さいー!」
アキの子宮はプクリと膨らみ、絶頂に達した。
「はあ、はあ、はあ。スミス様・・・私・・・もう・・・」
息も絶え絶えのアキは、クテッとスミスの上に倒れ込む。
スミスはまた体位を戻し、アキの子宮を掴んで、乱暴に引き抜いた。
「アキ。最後に君の脳を犯したい」
「・・・はい」
返事をすると、アキは自らの愛の深さを示すように、自分の手で眼球を抉り出した。
「どうぞ・・・」
首を差し出す様に股間に近づける。スミスはアキの頭を掴み、一物を眼孔に突き立てる。
スミスの剛直を受け入れた頭は、ピククと痙攣する。
一物は脳内で暴れまわり、脳漿を掻き回し、やがて白濁を吐き出して、眼孔から出ていった。
ビチャビチャと脳漿が垂れ流れる音が、アキの最後の言葉に思えてしまう。
「アキ。凄く刺激的だったよ・・・」
スミスは、アキの死体をその場に残し、部屋を後にした。

一風呂浴びたスミスは、テラスで夕涼みしていた男の隣に腰掛けた。
「スミス。だいぶ腰が軽くなった様だな」
「最高の性処理だったよ」
「そうか。お前の満足そうな表情が、アキへの手向けになったな」
スミスが遠い眼差しで、真っ暗な海を見つめる。自分の愛した女は子を成せない事が、彼に陰を挿させたのだろう。
「自分を責めるのはよせ。でなければ俺のオブサーバーは勤まらん」
「いえ。いつもの事ですから。行為の後はいつもこうなんです。すぐに元通りになるよ」
「そうか。それなら文句は無い。あと、これを大使に届けてくれ。ルリンの記録だ」
「解かりました。確かに届けておきます。では、長居は無用ですから帰りますね」
言ってスミスは立ち上がる。その眼鏡の奥には、いつもの様な鋭い光が戻っていた。
「ああ、気を付けてな・・・」
あらゆる意味を含めた、男の言葉を最後に、スミスは島を後にした。
波の音と潮風に心休める一時。
「失礼します。御主人様」
夜更けのテラスに入って来たのは、まだ養生していた筈のリツであった。
「リツ。動いても平気なのか?」
「いえ、正直良くありません」
「なら、尚更体を休めろ」
男は少しキツく当たる。
「自分の体ですから、自分がよく承知しています。ですから、御主人様にお願いがあって参りました」リツの真剣な眼差しに、男はリツの言葉に黙して聞き入る。
「私の体は治る見込みがありません。ですから、私の身体を次の新奴の為に、捧げたいと思うのです」リツの言葉は己の死を意味していた。
「つまり、自分を見せしめにしてほしいと、そう云う事か?」
「はい。大好きな御主人様の為に、少しでも役に立ちたいのです。駄目でしょうか?」
リツは涙目になって男に懇願する。
(やれやれ。今日は色恋沙汰の多い日だな・・・)
男は溜息一つ吐いて、立ち上がるなり、リツの唇にキスをする。
リツは男の行動に度肝を抜かれつつも、頬を紅く染め、手がだらりと弛緩した。
長い口づけが終わると、
「出来ればリツを失いたくは無かったが、お前の決めた事だ仕方がないな」
「あ、有難う御座います。私もお役に立てて光栄です!」
長い髪を揺らし大きく頭を下げるリツ。
「今度は苦しくない様にしてやるからな・・・ついて来い」
言うなりテラスを後にする。

地下室の1号室に男とリツは居た。
そこにはカプセルのような機械が据えてあった。これは、巨大な冷凍カプセルで、本来は違う目的の為に在ったのだが、男の使い方はリツの冷凍だった。勿論、リツも1号室に来た時に、己の処置に気付いていた様だ。
「見せしめは明日行う。それまで、ゆっくり休んでいろ」
「かしこまりました」
いつもの様な会話を交わし、リツは純白のエプロンを脱いで、カプセルに入る。
暫らくガラス越しに男を見つめていたが、リツはゆっくり目を閉じる。
それに合わせて男はコンパネを操作し、カプセル内の温度を低下させる。リツの冷凍が始まった。
カプセル内のリツは、みるみる内に霜を帯び、体内の水分が凍結している様だ。
何とも静かに、美しくリツは長い眠りに落ちていった。目覚める事はもう2度とない。
男は無言で1号室を後にした。
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コメント

非公開コメント

天国

良いですねー、天国シリーズはどれも内容とテンポが好きです。
謎多き館の主人とスミスの行動はどれも狂気と人情がくるくる
回ってるコインみたいに見えて面白いです。
館の主人と色々大変そうな大使の今後が気になりますw
プロフィール

シニガミ

Author:シニガミ
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